本気で千早機をつくるよ[その6]/機体組み立て編2

えらく間が開いてしまいましたが、機体組み立ての続きです。

組み立て自体は前回完了していますので、今回は継ぎ目などを消して塗装が出来る状態
まで持っていきます。

大きな段差が主翼付け根などにあるため、パテで埋めたりサーフェイサーを噴いたりして
仕上げていくのですが、最初にスプレーのサーフェイサーを塗装しても削る回数が増えて
いささか効率が悪いので、筆塗りのサーフェイサーを塗って削ってを繰り返して大まかな
面を先に作っていきます。

主翼継ぎ目消し穴埋め跡消し

こうやって全体を整えてサーフェイサーを噴く準備を整えていきますが、ふとここで気づいたことが。

コンフォーマルタンク用のパイロンがキットについてなくね?(´_ゝ`)

CFTパイロン

このキット、Mk.20 ロックアイ専用のパイロンは付属していますが、通常装備のパイロンが
付属していないのですね。

仕方ないので作ることになります。

パイロン用材料

まずは適当なサイズに1mm厚のプラ板を4枚切り出し、貼り合わせて2組の原型を作ります。
それらをキットの現物に合わせて削っていきます。

パイロン切削中パイロン切削中

削ったパイロンを機体に接着し、隙間をパテで埋めて完成です。

パイロン取り付け後

さて、もう一点取り付けが必要なものがありました。
脚収納部のハッチですが、前方のハッチは内部保護のためなどで脚を出す際のみ開いている
ケースが多く、ほとんどの場合は閉じています。
ゲーム中でも、脚を出す瞬間のみ開き、それ以外は閉じていますので、今回製作するものもそれに
準じて閉じてしまいます。

脚収納部

なお、ハッチはそのままだとかなり分厚いので接着前に露出する部分のエッジを削っています。

これで本体の加工はほぼ終わりましたので、いよいよサーフェイサーを噴いて表面を
磨いていきます。
こちらは過程を納めていないので吹き付けおよび表面研磨後の写真のみ掲載しておきます。

サーフェイサー吹きつけ後機体

さて、機体作成と平行して塗装後に取り付ける予定のパーツ類を組み立て、塗装していきます。
機体後部の排気口については当初計画よりディテールをアップする予定でしたが、なかなか
手作りというのも困難なディテールがあります。
幸い、チェコのAIRES(アイリスと読むらしい)というメーカーから1/72 F-15E用の
排気口キットを製品化していたのでそれを使うことにします。

排気口キット内容

レジンキットですので、接着には瞬間接着剤を使います。
順次組み立てていくのですが、排気口の支柱(?)部分がかなり小さいパーツです。

排気口支柱ランナー切り離し前

この細い部分を切り離すとこちら。

排気口支柱

多少、パーツには弾力がありますが、慎重に進めないと折れてしまいま・・・・・

折れた排気口支柱

\(^o^)/オワタ

幸い、キットには2本予備がついているのでなんとか無事でしたが、2本目が折れたときは
どうしようかと思いましたマジデ

崖っぷちぎりぎりながらもなんとか無事に取り付けた姿がこちら。

排気口支柱取り付け後

塗装色ですが、1/32の田宮キットのマニュアルがストライクイーグルドットコムで見られるため
そちらを参考に塗っています。
ただし、噴射口内側については実機などを参考に、材質がTiであることも考えて黒から薄茶、白と
酸化度合いにばらつきを持たせてこんな感じに仕上げてみました。

排気口完成排気口内側

次に、キャノピーですが、傷消しと表面のプラスチックぽさを軽減するために磨いていきます。

キャノピー研磨前

これを、フィニッシングペーパーの#1500、#2000で削り、コンパウンドの細目、極細で順次磨いていきます。

キャノピー研磨#1500キャノピー研磨#2000
キャノピー研磨コンパウンド細目キャノピー研磨コンパウンド極細

ちなみに左上#1500、右上#2000、左下コンパウンド細目、右下コンパウンド極細の順です。
磨き終わったところでキャノピーの塗装準備です。

キャノピーマスキング後方キャノピーマスキング前方

写真のように枠をマスキングテープで作り、内側はマスキングゾルを塗って保護します。
表面だけでなく裏面も同様にして、裏面も同様に塗装します。
ちなみに塗装色は裏面を黒、表面は機体色となりますが、一旦両面とも黒色で塗装することによって
万一の透けを防止しておきます。

両面に黒色を塗った跡、裏面の全面を改めてマスクします。

キャノピー黒色塗装後

機体色を塗る前に下地として白色を塗り、最終的な塗装の準備は終わりです。

キャノピー白色塗装後

さて次。

今度は機体主翼下部のパイロンです。
こちらはキットに付属していますのでそれを使うのですが。

主翼パイロン

AIM120を入手するために購入した武器セットに、ディテールの細かなパーツが付属していますので
それを組み込むことにします。

主翼パイロン比較

パイロンそのものはキットのものを利用することになりますので、発射台を

主翼パイロン発射台切断

ばっさり。

その後、パイロンに筋彫りと、武器セット付属の発射台を取り付けるための穴を開けます。

主翼パイロン筋彫り

隙間をパテで埋めて完成したのがこちら。

主翼パイロン完成

これで、脚を除く大まかなパーツは完成です。

脚はちょっと後回しになってしまっているので、これはまた次回以降に。

一方、機体については下地塗装を行ってます。

下地として、白を塗りましたが、ちょっと薄めたりなかったため、梨地に('A`)

#1500のペーパーで水研ぎしてなんとか許せる程度の表面になりました。

機体下地塗装後

その後、白を残す部分をマスキングして、機体色塗装に備えます。

機体マスキング後

ただ、ここでふと気づきますが、キャラのデカールを貼る部分も白抜きしておかないと
機体色が透けるよね、と。

ということで、いい加減デカールの元データを作らなければならない時期がやってきたところで以下次回。

脚も次回になんとかなるといいなぁ・・・w

自己紹介

名前:Nork(のーく)

10数年ぶりに模型を始めた出戻りモデラーです。
ジャンルは特にこだわらず、いろいろ作っていこうと思います。

このブログ記事について

このページは、norkが2008年12月15日 02:25に書いたブログ記事です。

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