美希機をつくるよ[その4]/加工編その3

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前回の予告通り、今回はインテーク部分とテイルコーン作成、それと細かなパーツ類の作成を
進めていきます。

まずはインテークの製作。

インテーク機体側オリジナル

機体部分はこんな形になっていますが、覗くと見えてしまう部分なので、まずは抜いてしまいます。

インテーク機体側切り抜き後

実を言うと、突き当たりの壁面部分は最終的に見えなくなるのでここまで切り抜く必要は
なかったのですが、気づいたときには後の祭り。
こちらを参考にされる方は強度などを考えても垂直部分の壁面はそのままにされることをオススメします。

次に、インテーク自体を加工していきます。

インテークオリジナルパーツ

キットでは、一部の上面のみ壁面がありますが、その周辺部分に段差があったり、これからの
加工作業の妨げになるため、一旦切り落としてしまいます。

インテーク上面切り落とし後

切り離したら、次はディテール部分に取りかかります。
入り口部分の段差はヤスリで削り、壁面をなめらかにします。
また、メインランディングギアがとりつく部分の根元は若干凹んでいるため、そこを切り欠いてプラ板で
くぼみを作ります。

インテーク主脚根元部分

お次は、エンジン吸入側のフィンを作ります。
Su-33で使用されているのはSu-27同様、AL-31Fというエンジンのようです。
このエンジンは吸入側のフィン枚数がどうやら23枚だそうで、知ってしまったからには23枚で
作らないと・・・と。

まずは、土台として0.5mm厚のプラ板を直径13mm程度の円形に加工します。

インテークフィン土台

次に、3.0mm x 0.5mmのプラ棒を同じ長さに切断して土台に取り付けていきます。
中心部分は3mm径のプラ棒先端を丸く削って取り付けています。

インテークフィン組み立て中

これを左右二つ作って完成したのがこちら。

インテークフィン完成

完成後に眺めながら、フィンの部分は、0.5mm厚ではなく、0.3mm厚程度にしておけば
よかったなぁと思いましたが、まぁ後の祭りというか、今回はこの辺で妥協しておきましょうw

続いて、インテーク上面を作っていきます。
まずは、前半分から。

入り口部分のエッジが分厚くならないようにするため、0.3mm厚のプラ板で作っていきます。
主脚収納部にかかるぶぶんは同じく0.3mm厚のプラ板を現物合わせで曲げながらとりつけていきます。

インテーク上面前部

次に、後部ですが、強度面でくりぬく部分を0.5mm厚、曲げ加工する部分は0.3mm厚の
プラ板で作ってみました。
曲げ加工は内部に取り付けるフィンと合わせながら作ります。

インテーク上面後部

前後別に作った上面を接着し、加工したパーツを並べたのがこちら。

インテーク構成パーツ一覧

なかなかいい感じにできあがっているように見えますね。
これらを全て組み立ててしまうと内部の塗装が出来ないため、先に塗装を済ませてしまいます。

フィンと、後部はメタリックグレイ、ゲーム画面の色から、前部についてはライトシーグレイで
塗装してみました。
入り口部分は機体色で使用予定のフィールドグレイを塗装しています。

インテークパーツ塗装後

塗装後、組み立てたのがこちら。
隙間はパテで埋めてあります。

インテークパーツ組み立て後

組み立てたものをのぞき込んだのがこちらですが、奥に見えるフィンがいい雰囲気を出しています。
多少、筋彫りをした部分が段差っぽく見えていますが、実物ではここまで強調されて見えません。

インテーク組み立て後内部写真

内部の塗装が今後の作業で汚れないよう、マスキングをして一旦インテーク周りの作業はここまで。

インテークマスキング後

次はテイルコーン周辺を用意していきます。
先に、機体下面の切り欠いた部分をプラ板で再形成しておきます。
下面はSu-33ではほぼ平面ですので、1.2mm厚のプラ板を加工し、抜いたところに貼り付けます。

テイルコーン下部

アレスティングフックを取り付ける根元部分を1.2mm厚のプラ板を2mm幅程度に切断して
貼り付け、さらに後ろ半分は傾斜して厚みが増えていくため、その部分に斜めに削ったプラ板を重ねておきます。

アレスティングフック取り付け部分作成

それでは、テイルコーンそのものを作っていきましょう。

まず、図面に合わせてテイルコーンの中心部分を1.2mm厚のプラ板で作ります。

テイルコーンセンター部分

中心から離れるに従って少しずつ細くしながら加工したプラ板がこちら。

テイルコーン構成パーツ

これを貼り合わせて、丸く加工してあげるとテイルコーンができあがるという寸法です。

実際に貼り合わせるとこうなります。

テイルコーンパーツ貼り合わせ後

この段差をヤスリで削り、くぼみをパテで埋めてなめらかな円柱状に加工するとテイルコーン本体の完成です。

テイルコーン完成図

テイルコーンを機体に取り付けるためには、上面と下面の貼り合わせを完了した後でなければ
出来ませんので、テイルコーンの作業はいったんここでストップします。

次はずっとほったらかしになっていた給油プローブを作りましょう。

まず1mm径のプラ棒を曲げてプローブの軸を作ります。

給油プローブ軸

次に、1.5mm径のプラ棒を1mmのピンバイスを使ってパイプ状に加工し、短く切断します。

給油プローブ太軸部分

これを先の曲げ加工したパーツに通したものがこちら。

給油プローブ軸組み立て後

最後に、0.3mm厚のプラ板を若干やすりで薄くして後ろ半分を覆うカバーをとりつけて完成です。
完成したパーツを機体に取り付けた状態で先を出したものがこちらです。
最終的には収納した形状で作ります。

給油プローブ機体取り付け図

機体を組み立てる前に、先に機体下面の筋彫りや形状加工を終わらせておきましょう。

ずっとほったらかしになっていたカナード取り付け部分のパテを削ってなめらかにしておきます。
左右対称になるようになめらかに削ります。

カナード根元研磨後

機体下部でまだ未加工の部分が、主脚取り付け部分の後部で主脚から伸びる支柱が収納される
部位なのですが、こちらはキットだとかなり丸めになっています。
しかし、実機写真ではもう少しエッジがシャープになっているため、加工しておくことにします。

主脚支柱収納部キットオリジナル

加工したのがこちら。
壁面部分もキットのままだと厚みがあってダルいので、0.5mm厚のプラ板で作り直しています。
この状態からパテを盛って表面をなめらかに加工してやれば完成です。

主脚支柱収納部加工後

機体下部の筋彫りは、インテークなどをとりつけるとやりづらくなってしまうので、この段階で
一旦筋彫りをしておきます。

エンジンの間の細い部分などはプラ板を加工してガイドを作ったりして筋をつけていきます。

機体下部筋彫り加工中

筋彫りを終えてサーフェイサーを吹いたものがこちらです。

機体下部サーフェイサー吹きつけ後

なかなか、加工するポイントが多くて進みが遅いですが、今回はここまで。
次回は、脚収納部のディテールアップや、コックピット塗装、そしていよいよ機体上下組み立てへと
入っていくつもりです。

それではまた。

コメント(4)

こんばんわ。初めてコメントさせていただきます。
ニコニコ動画の千早機を見ました。
あのだめキットで有名なストライクイーグルをあそこまで作り込むとはすばらしかったです。
現在はあふぅランカーを作成中のようですね。
Su-33のキットは偽物だと聞きますが私はあの独特の機体の形は結構気に入っています。
エスコン6ではF-14Dの次に愛用している機体です。(一番好きなのはF-22Aですがまだ出していません)
私は航空機模型を作り始めてまだ短いですがSu-33を作りたいのでのこのブログを参考にして私も作ってみたいと思いますがいいでしょうか?
ちなみに私もブログを開設しています。
よろしければ『GAIAのお気楽プラモ工作』で検索してのぞいてみてください。
では美希機の作成頑張ってください。

>>GAIAさん
初めまして、コメントありがとうございます。
千早機はかなり製作期間が長かった分、褒めていただいて嬉しいです。

AC6のSu-33はなかなか使いやすいいい機体で私も好きな機体の一つです。
ところでこちらの作例を参考に、ということですが、もういくらでも参考にしちゃって下さいw
試行錯誤しながら製作を進めていますので、うまくいっているように見えるところを
参考にしてもらえればと思います。

ブログ拝見しましたが、まめに更新されていていいですね。
GAIAさんもF-15Jの製作頑張って下さいね。
それでは。

こんばんわ。Norkプロデューサーさん(勝手に命名しました。ごめんなさい)
少しお聞きしたいことがありましてコメントさせていただきました。
購入された資料集ですが安いのと高いのがありますが安い方にSu-33の縮尺図が書かれているのでしょうか?
すみませんがお返事の方お待ちしています。

>>GAIAさん
薄い方の資料にも厚い方の資料にも図面は載っています。
ただ、厚い方の資料は一つの図面が一ページまるまるの大きさで載っているのに対して
薄い方は、半ページに全ての図面が載っているため、かなり小さくなります。
ただ、小さくてつぶれているということはありませんので、拡大コピーするなどして
参考にすることは十分出来るのではないかと思います。

あと、二つの資料の違いですが、薄い方は基本が白黒ページでカラーページは
7ページだけであるため、カラー写真の資料という点では価値は薄いと思います。
逆に厚い方はほぼ全ページカラーです。

模型製作という面では、ネットでもある程度写真を検索することも出来ますので、
薄い方を買ってあとはネット上の情報で補完する手もあると思います。

また、実際Su-27シリーズの中でSu-33はほんの一部でしかないので、どちらの資料でも
Su-33そのものの資料は一部だけになり、そのためだけに買うのはややコストパフォーマンスが
悪いような気はします。

もし、Su-33の図面だけが必要であるならば、「飛行機プラモ根性」という模型サイトに
Su-33の図面が置いてありましたので、そちらを参考にされるといいかもしれません。

自己紹介

名前:Nork(のーく)

10数年ぶりに模型を始めた出戻りモデラーです。
ジャンルは特にこだわらず、いろいろ作っていこうと思います。

このブログ記事について

このページは、norkが2009年3月19日 21:33に書いたブログ記事です。

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次のブログ記事は「美希機をつくるよ[その5]/機体組み立て編」です。

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