少し間が空いてしまいましたが、続きです。
今回は、ようやく下地の塗装がほぼ終わるところまで。
まずは前回加工途中だった垂直尾翼を取り付けていきましょう。
最初に前回補強用の真鍮線を取り付けた機体下部の補助翼を取り付けます。
このように、非常に取り付け部分が細いので補強は必須といえますね。
[次に垂直尾翼ですが、そのまま取り付けるとあわせが緩くて垂直が出ませんので、
こちらもこのように補強兼垂直出しのための真鍮線を取り付けておきます。
機体側にも穴を開けて垂直になるように調整し、その後に接着剤を付けて機体へ取り付けますが
その際、接着剤が乾く前に、垂直尾翼と補助翼がまっすぐに揃っているかどうか、シルエットで
確認しながら合わせておきます。
ついでに、カナードも取り付けます。
こちらも、補強用の真鍮線を取り付けてあります。
さて、お次はキャノピーです。
まずはマスキングして裏から機体色を塗装しておきます。
塗装したら早速取り付けていきますが、何か足りないような・・・
はい、IRSTのセンサーが抜けてます。
キットの部品を探して確認しますが、何かおかしいです。
ちwいwさwいwwwww
さて、作ろうか・・・
ということで、3mmのプラ丸棒をヤスリで削って形状を出します。
先端は後ほどクリアパーツを取り付けるので、平坦なままに。
取り付けたらキャノピーの残り部分をマスキング。
ここで、実機の写真をいろいろ眺めていると、どうやらIRSTの前面に、おそらく整流用と思われる
突起を発見。せっかくですから、これも加工して取り付けておきましょう。
ところで、整流パーツの土台部分は光硬化パテで工作してみましたが、硬化も早く、
切削も柔らかくてやりやすいのでちょっとした部分に使うにはなかなか便利ですね。
表面がべたつくので、それを拭き取る手間だけが面倒ですが、嫌な匂いもほとんどしないので
オススメです。
次に、主脚を出したときに支えとなる部分を取り付けます。
Su-33では、主翼の折りたたみ機構や対艦攻撃能力の付加などによって、機体重量がSu-27比で
増しており、そのために主脚そのものの太さと、この支えとなる部分の大型化が図られています。
残念ながら、キット付属のパーツはSu-27サイズのため、このパーツも作り直す必要があります。
3mm径のプラ丸棒を紡錘形に加工し、それを真ん中で切断して二つのパーツをまとめて作りました。
灰色のパーツがもともとキットに付属しているものです。
製作状態は着陸状態のため、このパーツ中央を開口しておかねばなりませんが、さすがに
このまま綺麗に開口させるのは強度面でも困難ですので、一旦分割した後、継ぎ目を別に作ることにします。
開口した部分の際は薄く削って中の空間を感じさせるようにしておきます。
これを機体に取り付け、分割したパーツ間を薄いプラ板でつないで出来上がりです。
その後、細かなディテールになりますが、テイルコーン上部と機首下部の三本アンテナを
0.3mmの真鍮線で作りました。
金属棒なので、この先の作業で引っかけて取れることはまずありませんので、このタイミングでの
取り付けとなっていますが、塗装直前の取り付けでも構わないとは思います。
ここで、そろそろデカールデータの準備も始めていかないと、とキャプチャした画像を印刷して
キットと大きさを合わせて見ました。
ちなみに垂直尾翼の方はキャプチャした画像の上にざっくりと領域を書き込んだもので
データそのものではありません。
幅を合わせて、いい感じかな、と思いつつ見ていると、何やら違和感が・・・。
おや・・・・?(;;;;´_ゝ`)
主翼の長さ足りないwwwwwwww
-― ̄ ̄ ` ―-- _ 普通もっと早く気づくだろ常考・・・
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 ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: : ●::::::::::::::::::::::: : : :_>
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まぁ、気づいたからには仕方ないわけで。
筋彫りなどになるべく影響が出ないように最小限の加工ですませます。
0.3mmのプラ板を必要最小限の大きさに切り出し、まずは主翼を延長します。
このとき、あまりに小さくしすぎると接着面積が取れず強度が確保できませんので、
翼面のカーブに合わせて、面積の稼げる翼基部の幅を広く取っておきます。
プラ板を取り付けた後の段差を埋めるように裏表にパテを盛ります。
パテが乾いたら表面がなめらかに繋がるよう、丁寧にヤスリをかけていきます。
なめらかになってきましたね。
せっかくここまでやったので、少しだけ気になっていた垂直尾翼上端の形状も修正してしまいます。
写真のように、キットの垂直尾翼は実際のSu-33よりすこしとがっています。
これを、先端を少しカットして実機の形状に合わせてみました。
外観的な部分はこれで、ほぼSu-33に近づいたようです。
そうそう、主脚根元の加工について触れるのを忘れていました。
主脚取り付け部分はとうの昔にとっぱらってしまったので、何か用意しないと脚がつきませんw
せっかくなので、実機のようにインテーク側面から橋渡しの軸を取り付けてそこへ主脚を
取り付けることにします。
ここでは、軸だけ用意しておきます。
穴を開けて真鍮線を橋渡しに。はみ出ている部分は後ほど切断します。
主脚を取り付けるときには、この上にプラ棒で軸を形成し、そこを土台にして主脚を延ばす予定です。
これらの加工が終わったところで、下地の白を吹きます。
吹き終わったところがこちら。
ようやく、らしくなってきた気がします。
塗装へ向けて、さっそく、白を残す部分のマスキングを。
直線部分はマスキングテープそのまま、曲線部分は1mm幅のマスキングテープでエッジを作り、内側はマスキングゾルで処理してみました。
ここで、画像データがないと白抜き部分のマスキングが出来ないため、今回はここまで。
次回は、データの作成と白抜き部分のマスキングや機体の基本色塗装などにとりかかれればと
思っています。
それではまた。