いよいよ最後の工程です。
まずはパイロンから。
キットには、写真のように同じ形状のパイロンが六つついています。
しかしながら、実際のSu-33翼下のパイロンは場所によって異なる3種類のパイロンが
つきます。
上の写真はゲーム中のものですが、実機でも同様の3種のパイロンがついています。
そこで、付属のパイロンを加工して3種類のパイロンを作ることにします。
できあがってみると、付属のパイロンを加工して作る意味があまりなかったような気もしますが、
あまり深く考えず、塗装をしていきます。
根元は機体色、それ以外はスカイグレイにて塗装しました。
さて、製作の冒頭ではR-77を作ろうという話をしていたのですが、
これがなかなかのくせ者で、なんとか一つ作ったものの、あのフィンを再現して
残り五つを作るのは製作期間がさらに一月ほどかかりそうだったので今回は
断念することにしました。
ということで、ゲーム中のもう一つの兵装であるQAAMを選択した姿を
作ることにします。
ちなみにこのQAAMという兵装は、実際のミサイルに当てはめると、形状からR-73と推測されます。
また、同様に形状から通常ミサイルはR-60と思われます。
ところで、キットにはR-73が付属していますが、残念ながら本体の径が明らかに細く、
このまま使うのは難があります。
また、R-60に関しては全く付属していませんので、今回はどちらもゼロから作ることにします。
まずR-60は1.5mmのプラ棒を軸とし、フィンは0.3mmのプラ板を切り出して作ります。
また、R-73は2.5mmのプラ棒を軸として同様に0.3mmのプラ板でフィンを作ります。
それぞれ組み立てるとこうなります。
一つずつ作ったところで、複製作業に入ります。
小さい部品なので一本ずつ別の型を取ると、レジンが少量になりすぎるため、
一つの型にしてしまいます。
型が出来たらレジンを流して成型します。
今回、レジンは、ウェーブのレジンキャストEx(アイボリー)を使用しました。
多少、シリコン型のあわせが適当だったため、バリが出ていますが、複製自体は
うまくいっているようです。
バリを削る作業をしながら、平行してどんどん型抜きをしていきます。
無事に必要分の複製が完了しました。
R-60は2本だけが必要分ですので、使わない分はストックしておきます。
ゲーム中の色を参考に塗装すると、ミサイルの完成です。
冒頭で製作したパイロンと、ミサイルを組み合わせて機体に取り付けます。
これで完成・・・と言いたいところですが、一つうっかりしていた部分を追加します。
翼端灯です。
プラ材の破片でベースを作り、小さく切ったミラーフィニッシュをその前方に
貼り付けます。
ミラーフィニッシュの上に木工ボンドを盛って乾燥したところで、上からクリアブルー、
クリアレッドを塗装すれば完成です。
なかなか綺麗に出来ました。
さて、以上で長かった作業もようやく終わりです。
機体の完成した姿は、次回のギャラリー編にて。
今週中には上げる予定です。
ではまた。