美希機をつくるよ[その10]/兵装編

いよいよ最後の工程です。

まずはパイロンから。
キットには、写真のように同じ形状のパイロンが六つついています。

キット付属パイロン

しかしながら、実際のSu-33翼下のパイロンは場所によって異なる3種類のパイロンが
つきます。

実機パイロン

上の写真はゲーム中のものですが、実機でも同様の3種のパイロンがついています。
そこで、付属のパイロンを加工して3種類のパイロンを作ることにします。

パイロン加工1パイロン加工2
パイロン加工3

できあがってみると、付属のパイロンを加工して作る意味があまりなかったような気もしますが、
あまり深く考えず、塗装をしていきます。
根元は機体色、それ以外はスカイグレイにて塗装しました。

パイロン塗装後

さて、製作の冒頭ではR-77を作ろうという話をしていたのですが、
これがなかなかのくせ者で、なんとか一つ作ったものの、あのフィンを再現して
残り五つを作るのは製作期間がさらに一月ほどかかりそうだったので今回は
断念することにしました。

ということで、ゲーム中のもう一つの兵装であるQAAMを選択した姿を
作ることにします。

ちなみにこのQAAMという兵装は、実際のミサイルに当てはめると、形状からR-73と推測されます。

QAAMR-73

また、同様に形状から通常ミサイルはR-60と思われます。

通常ミサイルR-60

ところで、キットにはR-73が付属していますが、残念ながら本体の径が明らかに細く、
このまま使うのは難があります。
また、R-60に関しては全く付属していませんので、今回はどちらもゼロから作ることにします。

まずR-60は1.5mmのプラ棒を軸とし、フィンは0.3mmのプラ板を切り出して作ります。
また、R-73は2.5mmのプラ棒を軸として同様に0.3mmのプラ板でフィンを作ります。

R-60軸R-60フィン
R-73軸R-73フィン

それぞれ組み立てるとこうなります。

R-60原型R-73原型

一つずつ作ったところで、複製作業に入ります。
小さい部品なので一本ずつ別の型を取ると、レジンが少量になりすぎるため、
一つの型にしてしまいます。

シリコン型原型シリコン型

型が出来たらレジンを流して成型します。
今回、レジンは、ウェーブのレジンキャストEx(アイボリー)を使用しました。

レジン硬化後

多少、シリコン型のあわせが適当だったため、バリが出ていますが、複製自体は
うまくいっているようです。
バリを削る作業をしながら、平行してどんどん型抜きをしていきます。

複製完了

無事に必要分の複製が完了しました。
R-60は2本だけが必要分ですので、使わない分はストックしておきます。
ゲーム中の色を参考に塗装すると、ミサイルの完成です。

ミサイル塗装完了

冒頭で製作したパイロンと、ミサイルを組み合わせて機体に取り付けます。

ミサイル取り付け

これで完成・・・と言いたいところですが、一つうっかりしていた部分を追加します。
翼端灯です。

プラ材の破片でベースを作り、小さく切ったミラーフィニッシュをその前方に
貼り付けます。

翼端灯製作

ミラーフィニッシュの上に木工ボンドを盛って乾燥したところで、上からクリアブルー、
クリアレッドを塗装すれば完成です。

翼端灯右翼端灯左

なかなか綺麗に出来ました。

さて、以上で長かった作業もようやく終わりです。
機体の完成した姿は、次回のギャラリー編にて。
今週中には上げる予定です。

ではまた。

自己紹介

名前:Nork(のーく)

10数年ぶりに模型を始めた出戻りモデラーです。
ジャンルは特にこだわらず、いろいろ作っていこうと思います。

このブログ記事について

このページは、norkが2009年6月24日 07:23に書いたブログ記事です。

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