今回は、エアダクトの組み込みとインテーク部分の加工についてです。
1/72のキットではよくあるケースかもしれませんが、ハセガワの1/72 F-15Eでは写真のように
エアダクトが全く省略されているため、とっても哀しい見た目になっております。
いくら1/72とはいえ、せめて穴は開いていて欲しいものですので、機体内部にエアダクトを
形成し、入り口部分のディテールを再現することにします。
ところで、F-15Eのエアインテークは速度域によって角度が変化します。
具体的には超音速時には吸気口を最大限に広げるような上面が完全に直線上になった形態と
低~中速でのインテーク先端が若干下に下がった状態です。
なお、インテークが上を向く状態がもう一つあって、機体が完全に停止してダクトのカバーが
掛かった状態ではインテークは上を向いています。
さて、前回でも書きましたが、今回想定しているシチュエーションはまさにテイクオフ直前ですので、
今回のキットでその可変部分が高速度域の形状で一体成形されているという点は実に問題です。
なんとかインテークは若干下を向いていて貰わなければなりません。
そこで、まずはざっくりとインテークを切断してしまいます。
オリジナルのインテークをモデリングソーで変形時の分割ポイントに沿って切断します。
切断したインテークの変形イメージはこちら。
前後に別れたインテークのうち、後方部分は先に機体に組み込み、一体として成型していきます。
なお、一体化する前に機体側もダクト入り口をくりぬいて穴を開けておきます。
このとき、上半分はダクトの範囲外のためそのままにしています。
その後、インテーク後方を機体に取り付けたのが下の写真になります。
ここから順次エアダクトの製作に入ります。
まず、機体下部に薄いプラ板で側壁を作り、角をパテで局面に仕上げてエアダクトを作っていきます。
曲面をなめらかに作るため、0.3mm厚のプラ板をプラ角棒をスペーサーにして取り付けます。
その後、パテを盛って乾燥後に余計な部分を削っていきます。
なにぶんスケールが小さいので指が入っていきませんので、いろんな角度から地道に削るしかありません。
地道に削ってなんとかこんな感じに。
なお、この作業の乾燥時間などを利用して平行作業をおこなっています。
具体的にはエッチングパーツなどを機体に取り付けたり、コンフォーマルタンクを取り付けたりといった内容です。
ダクト内壁がおおむね成型できたところで、最初に切り離したエアインテークの前方側と
後方側をスムーズにつなげるための加工を施します。
写真のようにプラ板とパテで絞り込むような形状を作っていきます。
機体部分と同じくエッチングパーツでディテールアップした前方インテークとこの形状を組み合わせてみると・・・・
うん、いい感じですね!
そうそう、うっかりしていましたが、ダクト入り口部分の上方壁面を別途プラ板を利用して形成しています。
この状態で仮組レベルですが、インテークを組み合わせた画像がこちら。
最初の写真と比べるとぐっと雰囲気がアップしてきましたね。
最終的に後方はエンジンがとりつくので暗く穴が開いている状態になりますが、十分いい雰囲気が
出せたように思います。
ただ、本来ダクト後方にはエンジンがとりついていますので、エンジンファンを再現すべきではあります。
今回、そこまでしていないのは、後ろを閉じた状態ではこの1/72というサイズのインテークから
どう頑張っても中が真っ暗で見えないためです。
まぁ、この辺りの頑張っても見えない部分に関する妥協はアリでしょうw
それでは今回はこのへんで。
次はそろそろいい加減機体が組み上がって欲しい気がする・・・というか未だに機体すら
完成してないとかホントどうなn
でも、まだまだめげないで頑張るよ(`・ω・´)またね。
間違ってたらごめんない。Pulaさんですか?
ブログ主ののーくと言います。初めまして。
そういう名前を名乗ったことはありませんので、人違いだと思いますよ。