本気で千早機をつくるよ[その2]/兵装確認編

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具体的な製作に入る前に、どういう仕様で製作するかを決めなければ行けません。

エースコンバット6のF-15Eでは、兵装として必ず搭載されるバルカン砲、通常ミサイルの他に
特殊兵装としてXMA6、UGB、SFFS、XAGMが選択でき、それぞれ外観が異なっています。

この中で、実機ではSFFS、XAGMが選択されることが多いと推定していますが、
今回は、ゲーム中で最も選択される頻度が高いと思われるXMA6を選択した状態を
製作することにします。

ちなみにXMA6の搭載数は72ですが、搭載数自体は選択の結果には全く関係ありませんよ?

怒った千早ちゃん

(;´_ゝ`)

ちなみにXMA6を搭載した外観はこちらです。

外観

さて、この外観に対して現実の機体を当てはめていきます。

まず、兵装ですが、ゲーム中で通常ミサイルとなっているのは、AIM-9 サイドワインダーです。
サイドワインダーには多くのバリエーションがあり、AIM-9B、9D、9E、9J、9L、9M、9P、
そして最新型はAIM-9Xとなっています。
AIM-9Xは現在開発元のレイセオンから供給されており、ウェブサイトから簡易なデータシートを入手可能です。

さて、この数多いバリエーションのうち、実際のF-15Eに搭載されたのはAIM-9Mです。
AIM-9B当初、赤外線探知装置の限界から、敵機へのロックは後方からのみ可能でしたが、
AIM-9L以降では探知装置が改善され、ヘッドトゥーヘッドであってもロックオン可能に
なりました。
ゲーム中で使用されているサイドワインダーの外観からAIM-9Mかどうかを確認すると

ゲーム中AIM-9外観AIM-9M実機外観

このように、カラーリング、前方翼の形状から間違いなくAIM-9Mとわかります。

さて、次にゲーム中でXMA6と呼ばれているマルチターゲット空対空ミサイルです。
ゲーム中の兵装選択画面ではAdvanced Medium Range Air-to-Air Missileと記述されています。

アメリカ合衆国の兵装の中でAdvanced Medium Range Air-to-Air Missile(AMRAAM)と
呼ばれるミサイルはAIM-120です。
バリエーションはA、B、Cであり、現在運用されているのはAIM-120Cです。
元々の開発元はヒューズ・ミサイル・システムズでしたが、レイセオンにより買収されたため、
サイドワインダー同様、AIM-120Cもレイセオンが供給しています。
また、データシートも同様にウェブで公開されています。

AIM-120BとCの違いは、CがF-22などのステルス機において、ウェポンベイに内蔵できるよう、
前方のフィンが小型化されたことですが、細かな改良を経て最新のCバージョン(C7)はECCMや
データリンクなど様々な点で進歩を遂げています。

本来、ステルス機とF-15/16といった通常の機体でCとBを使い分ける予定だったようですが
ステルス機の実戦配備が遅れているため、Cバージョンも通常の機体に使用されるように
なっているようです。

さて、ゲーム中のXMA6と実機を比較すると、XMA6がAIM-120であることは間違いないことが
分かります。

XMA6外観
AIM-120B実機外観AIM-120C実機外観

一方、BかCかですが、下の実機写真のうち左がA/B、右がCです。
写真から、Bは前方フィンがとがっており、一方、Cは前方フィンの先端が切り落とされていることが分かります。
ゲーム中の姿も前方フィンは先端が切り落とされているため、AIM-120Cであると推定できます。

以上で、搭載されている兵装についての確認が完了しましたので、次はゲーム機のディテールに
移っていきます。

まず、キットと形状が異なっているのはジェット噴射口のカバーがないことです。

キット噴出口ゲーム機体噴出口

実機でもカバーは外されていることが多く、是非再現したいところです。

その他、キットと異なっている部分は噴出口に挟まれた部分の形状。

キット噴出口ゲーム機体噴出口

実際にはとがっておらず、切り落としたところに細い突起物がついた形状です。

その他、小さなピトー管が省略されているなどの違いがありますので、形状完成後に
ディテールを追加していく必要があります。

以上、兵装と改造ポイントの確認でした。
次回は、コックピットの製作から取りかかる予定です。
ではまた。

コメント(3)

通りすがりです。

ハセガワの1/72ストライクを使うとのことですが、もしまだ間に合うなら、同じハセガワの定番外(パッケージ全面が写真になってるやつ)F-15DかDJを探してみてはいかがでしょうか。

定番外のF-15は新金型ですので、少なくとも、エンジンノズルとピトー管等については解決すると思います。私はそれにコンフォーマルタンクの部品を無理やり取り付けてストライクミンゴスにでっち上げました。

それから、エンジンの間の突起物はアレスティングフックです。これは新金型でも、モールドはあるけどこの形状ではありません。

すいません、最新まで読んでからコメントすべきでした。
差し障りなければ消してください。

アドバイスありがとうございます!
定番外のキットでは、実は今F-15Eの新金型版らしいというF-15E IRAQI FREEDAMを
手配中だったりします。
再び作るほどの気力が残っているかどうかはわからないんですがw

ちなみに航空模型はほとんど作ったことがなかったので、アレスティングフックなどの
ディテール部分に関する知識は最近になってやっとついてきたところです。

作っているうちにだんだんいろんなことが分かってきて、最初の頃はいろいろ内容が
恥ずかしいところもありますが、気にしないで進めていこうかと・・・。

せっかくコメントいただいたので出来ればそのままでいきたいと思います。
問題あればご指摘下さい。

では。


自己紹介

名前:Nork(のーく)

10数年ぶりに模型を始めた出戻りモデラーです。
ジャンルは特にこだわらず、いろいろ作っていこうと思います。

このブログ記事について

このページは、norkが2008年10月10日 01:04に書いたブログ記事です。

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