はいこんばんは、のーくです。
前回、エアダクトが完成し、コックピット含め機体の中身がほぼできあがったので
今回からいよいよ機体を組み立てていきます。
ちなみに、エアダクトの中身はインテーク付近がダークグレー、途中からホワイトになりますので
くみ上げる前に塗り分けています。塗り分けた写真がこちら。
ちなみに、手前の白い部分はサーフェイサーを噴いただけでまだ塗装前です。
前方の影みたいなダークグレーの部分が塗装した部分ですね。
さて、コックピットを組み込んで上下から挟み込むわけですが、コックピットがむき出しのまま
当面の作業が進行するため、コックピットをマスキングテープで覆っておきます。
写真では、マスキングテープで覆った後にマスキングテープ同士の隙間から塗料が侵入しないよう、
マスキングゾルで目止めをしています。
さて、機体本体部分を組み立てたところで本体部分のディテールアップを施していきます。
真っ先に気づくのが本体後方先端部分です。
F-15Eではノースロップグラマン社製のAN/ALQ-135と言われるTactical Electronic
Warfare System(TEWS)戦略電子戦システムが実装されており、そのシステムの一部として
この先端部分にECMが装備され、形状は丸みを帯びています。
改造自体は、先端部を切り落とし、代わりにキットのランナーを切断して取り付け、削って
形状を仕上げていけばOKです。
左の写真のように接着したランナーを、右の写真のように削って仕上げます。
上記の作業と平行して、装備品も徐々に作業を進めていきます。
まずはAMRAAM、AIM120Cの加工です。
ハセガワの武器セットについているのはAIM120Bのため、翼端がとがっています。
製作記その2で触れたように、ゲーム中で使用されているAIM120Cはステルス機の
武器ポッドに内蔵できるよう、翼端がカットされています。
その形状を再現するために、ヤスリで先端を削ってCバージョンにします。
今回使用する予定の6発分、加工完了です。
次に、着陸状態のため必要になる脚を加工します。
ここも細かくディテールアップしたいところではありますが、機体全てをこの部品で支えなければ
ならないため、あまり無茶な加工は出来ません。
そこで、構造に影響を与えない部分を薄く加工したり、隙間を再現する程度に留めます。
ここで、前脚についてはヘッドライト部分をくりぬいています。後ほど、ここを銀に塗装し、
透明な樹脂を使用してガラス部分を表現していこうという計画です。
次にタイヤですが、バリがひどいのでまずはそれを削り取ります。
ヤスリがけ後のタイヤがこちら。
さて、実物はゴムタイヤですから、地面に接する部分は機体の重みで当然変形します。
それを再現するため、まず接地部分をヤスリで削って平らにし、さらにそれによってタイヤ自体が
左右に膨らみますので、パテを盛ってその形状を再現します。
結果はこちら。写真だと分かりづらいですが、実際に平面に置いてみると意外と雰囲気が
出ます。
それほど大変な加工でもありませんので、是非皆さんもトライしてみて下さい(*´∀`)
ここで、再び機体に戻ります。
このキットはモールドが凸モールドのため、ここでモールドを彫り直していきます。
まず、凸モールドを#1000程度のサンドペーパーで削り落とします。
その時、完全に削り落としてしまうと彫り直すときのガイドがなくなってしまうので、
うっすらと残すように削るのがコツでしょうか。
削った後、ケガキ針やモデリングスクライバーなどで筋を彫っていきます。
ちなみに私が使用しているのはハセガワのトライツールですが、なかなかきれいな筋が
彫れるので重宝しています。
右の写真にある、ソースクライバーは曲線状に彫る場合に役立つツールです。
ケガキ針などよりも筋は太くなりますが、曲線に沿ってきれいに筋を彫ることが出来るので一つあると
いざというときに便利です。
こうして本体部分と接着前の主翼を彫ったあと、本体と主翼等を取り付けていきます。
ところで、主翼を取り付ける際には左右がきちんと同じ角度で機体に接着できているかどうかを
慎重に確認しないと、接着完了後に泣きを見ますので念には念を入れてよくチェックします。
かっこよく仕上げるために、最も大事な部分だといえますので、失敗は許されません。
私の場合には、角度をきっちり揃えた後、重みで翼が下がらないよう、機体を垂直にして
接着剤を乾燥させました。
主翼接着後、つなぎ目をパテで埋め、改めて筋彫りを行います。
ところで、このキットは本来F-15Eでない部品などを組み合わせたものだと以前触れました。
つまり、部品によって必ずしもモールドが正しくない可能性があるわけです。
確認した結果、本体部分はそこそこ正しそうなものの主翼部分のモールドがかなり異なっているようです。
上の写真の赤線がキットオリジナルのモールド、下の写真の赤線が彫り直したモールドです。
だいぶ違っていますねw
ただ、大きく極端に違っていたのは主翼のみで、それ以外の垂直水平尾翼や本体部分については
おおむね合っていたため、ほぼキットに近い方で仕上げています。
そんなこんなで、最終的に、加工した写真がこちら。
まだ細かなディテールアップが残っているものの、ようやく、機体が形になってきましたw
さて、今回はここまでですが次回は残っているディテールの仕上げと、多少なりとも塗装に
入れればいいなというところでしょうか。
それではまた。