美希機をつくるよ[その1]/準備編

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千早機の完成した姿をまだ上げていないにも関わらず思わずスタートしてしまいました。

千早機の方は撮影用の簡易ライトを手に入れたら撮影しようと思いますので今しばらく・・・

さて、次に作るのはタイトル通り、再びエースコンバット6ダウンロードコンテンツから、
アイドルマスター 星井美希機 Su-33 シーフランカーです。

さて、こちらのキットですが、調べた限り良キットどころか、及第点のキットすらないという
厳しい状況。
唯一、Su-33として製品化されているズベズダのキットも、結局Su-27に無理矢理カナード翼を
取り付けた内容のようで、いろいろ調べた限りではディテールやパーツ同士の合いも含めて
選択肢には入らない内容のようです。

結局、どうせ改造するなら手に入りやすいキットがいいでしょう、ということで田宮(イタレリ)製の
Su-27 B2 Sea-Flankerを選びました。

Su-27 B2キット

大幅な改造が予想されるので、準備としていろいろと資料を集めますが、ネットの情報は
F-15Eのような情報が集まったサイトはないようで、何らかの書籍を入手しないと手の出しようが
ないように思えます。
そこで、今回はアマゾンで洋書(しかなかったんで)を二冊ほど求めてみました。

参考文献

この資料だけでいきなり出費が7000円ぐらいになっていますが過ぎたことは振り返りません知りません。

さて、どこを改造していけばいいのかを考えるためにまずキットを見ていきます。

キット内容

キットの内容はこのパーツと、キャノピーおよびHUD、IRST部分がクリアパーツとしてついています。

とりあえず、ざっと仮組してみます。

仮組

瞬間接着剤をちょんづけして組んでみました。
垂直尾翼が斜めになっているのは、接着せず、穴に差し込んでいるだけで、キットがこういう形という
わけではありません。
次に、文献から図面部分をスキャナで取り込み、PCで実寸に合わせて印刷してみます。

図面比較

重ねてみれば一目瞭然、カナード翼の付け根部分が全く違います。
それから、この写真では分かりにくいですが、機体後部のECM部分がSu-33ではもっと
短くなるのが正解です。

また、本来Su-33は空母トビリシ(現名称:アドミラル・クズネツォフ)に搭載されることを
前提に開発された艦載機ですので、主翼、水平尾翼が折りたためるようになっています。
製作では、そのあたりの筋彫りも再現していく必要があるでしょう。

それ以外に、機首部分の給油口など、細々と改修ポイントが見て取れます。
なかなか、大変そうです。

さて、次に最初に手を付けて行くであろうコックピット部分を見ていきます。
まず計器板はこちら。コックピット計器板

前回のF-15Eに比べれば、モールドで計器やスイッチ類が入っているだけで感動ものですが
あくまでこれはSu-27のものであって、Su-33とは全く形状が違うために何の役にも立ちません。

次に座席をチェックします。

射出座席

押し出しピンの跡がかなり残っていますが、前回に比べればサイドと背もたれ部分が別パーツに
なっていることは好印象です。
ちなみに、Su-33で使用されているのはズベズダ設計局K-36Dシリーズと思われます。
現存する射出座席で唯一超音速での脱出まで考慮しており、高度および速度ゼロの環境に
おける脱出、いわゆるゼロ・ゼロ射出もサポートした世界でも最も優秀な射出座席です。

なぜこんな優秀な射出座席をロシアが、というのは、まじめに墜落する機体が多いからという
笑えない話が原因のようですが・・・。

話を戻して、K-36Dについてはネット上でいくつか写真が手に入りますので、それを参考に
ディテールアップをしていく予定です。

さて、キットを組み立てる前提となる今回の想定状況ですが、本来であれば、せっかくの艦載機なので
空母からの発射を待つミッションを想定したいところですが、エースコンバット6にはそういう状況が
ありません。

なぜそういう状況でSu-27でもSu-30でもなくSu-33を選択したのか、バンナムの発想は
いまいち不明ですが、仕方ないので、前回同様に地上で離陸する直前の姿を前提として
進めることにします。
兵装については、Su-33の場合対地攻撃がロケットランチャーになってしまうのでさすがに
それは選ぶのに抵抗感があるため、QAAMかXMA4のどちらかを選ぶことになります。

ちなみにQAAMはおそらくロシアのR-73 、XMA4はR-77と思われます。また、
通常ミサイルは短距離ミサイルのR-60、そして先ほど挙げたロケットランチャーについては、
S-8シリーズのミサイルを搭載したB-8M1ミサイルポッドと思われます。

さて、R-77とR-73ですが、ずばり、R-77の方が形がユニークで面白いんですよね。

ということで、R-77を搭載した姿にすることにします。
当然、まともなR-77が入ったキットは存在しませんので、フルスクラッチで作ることになるわけですが、
作るまでは苦労しませんので気にせずさらっと流していきたいと思います。

それではまた。

コメント(2)

通りすがりです。

SU-33って、敵機(シュトリゴン隊)でも使われていますし、空中空母からの発進シーンがありますからそれを前提にしたんじゃないでしょうか。

>>通りすがりさん
アイガイオンのことはすっかり忘れていました。
おっしゃるとおり、あの機体に納めるにはSu-33みたいに折りたためる機体は有利ですね!
あと、奪還した空港での補給が多かったもので知らなかったのですが、艦載機で
補給ラインを戻ると空母に着艦するらしいですね・・・
ゲームのやり込みがたりなくて恥ずかしい限りです('A`)

自己紹介

名前:Nork(のーく)

10数年ぶりに模型を始めた出戻りモデラーです。
ジャンルは特にこだわらず、いろいろ作っていこうと思います。

このブログ記事について

このページは、norkが2009年2月 7日 00:58に書いたブログ記事です。

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